2007年、勤務医からフリーの医師に転身するとき、『糖尿病心理研究所』という個人法人を設立して、執筆と講演活動を行ってきました。しかし、その後の自分の関心領域の拡大・変化に伴い、「名が体を表していない」という居心地の悪さをずっと感じていました。「もっと医療人類学的な意味を含んだ名前に変更したい」、そう思っていました。そこで、この度『バイオ・サイコ・ソーシャル糖尿病研究所』(BioPsychoSocial Diabetes Institute)へ名称変更を行う予定です。この名前は、「生物心理社会モデル」(Bio〔身体〕-Psycho〔心理〕-Social〔社会〕Model)に基づく糖尿病医療の推進および啓蒙活動を行うという、これからの私自身のミッションを名称に託したものです。すなわち、生物医学ー心理学ー社会学および文化人類学を統合した診療を意味します。 Continue reading →